日本の調理で使用する切り方
日本は明治時代以前まで野菜と魚が主体の食生活を送っていたため、海外に比べて食材ごとの切り方が進化しています。そぎ切りや引き切りなどは海外では見られない特殊な切り方です。まさに食べ物をおいしく食べるためには、どのように食材をさばくべきなのか、先人が積み重ねてきた知恵の結晶なのです。
落とし切り

| 使う包丁 | 使う握り型 |
|---|---|
| 三徳包丁 他 | 押さえ型 |
一般的に使われる切り方。比較的柔らかめの食材などを切る場合に用います。力をそれほど入れず、包丁の重みを利用して、包丁を真下に落とす感じで切ります。
突き切り

| 使う包丁 | 使う握り型 |
|---|---|
| 薄刃包丁 | 握り型 |
落とし切りでは切れない、じゃがいもに代表される根菜など、かためで厚みがある野菜類を切る場合に用います。少し力を入れ、包丁を軽く前に突き出す感じで下に動かします。
突き切り(きざみ型)

| 使う包丁 | 使う握り型 |
|---|---|
| 薄刃包丁 | 握り型 |
野菜類をきざむときに用います。包丁を前に突いて切り、まな板に到達したら、元の位置まで包丁を引いて戻す動作を、一定のリズムで繰り返していきます。スムーズに行うことがコツです。
押し切り

| 使う包丁 | 使う握り型 |
|---|---|
| 出刃包丁 | 握り型 |
川魚など比較的柔らかい魚の骨、のりなど薄いものを切るときに用います。柄を持ち上げ、切っ先をまな板に当て、そこを支点にし、刃元を一気に下ろして切ります。
みじん切り

| 使う包丁 | 使う握り型 |
|---|---|
| 出刃包丁、三徳包丁 他 | 握り型 |
食材を細かくみじん切りにする場合に用います。柄を握った手と、みね先を押さえた手に交互に力を入れ、刃の反りに沿って揺らすように、刃元を上下させて切ります。柄を左右に動かし、食材の上を繰り返し移動させることで、細かくまんべんなく切っていきます。
たたき

| 使う包丁 | 使う握り型 |
|---|---|
| 出刃包丁 | 握り型 |
文字通り、たたきを作る際に使用します。手首を上下に動かし、包丁の重みを利用して刃元で食材を細かくします。薄い包丁でこの切り方をすると、刃こぼれする場合があるので、必ず出刃包丁など厚い包丁の刃元を使用してください。





